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Fate ネタバレ感想(1) -序論 その2-

前回からまた1週間ほど間が空きました。
今回から、ちょっと気合入れて更新していきます。


1、Fate全体の構成、全体結論はあるのか

 正義。
 善にカテゴライズされながら、どこか強制をともなうイメージ、権力や抑圧を感じさせる言葉。

 正義の味方。
 テレビの特撮ヒーローもの・ヒーローアニメものを除き、現在ではめったに使われることのない言葉。大人が堂々と口にするのを憚られるような、幼稚さや恥ずかしさといったニュアンスが含まれる言葉。

 士郎は、ゲーム開始時において「正義の味方になりたい」という理想を持っています。このインパクトの強い言葉が、多くのプレイヤーの頭に最初にすりこまれたことでしょう。「Fateは正義がテーマなのか」と。


 また、シナリオのルート分岐が制限されていて、セイバー→凛→桜と解除されていくのですが、この2つの根拠から、「この順番がFate全体の起承転結をなしている。よって、桜ルートが全体結論だ」という感想も見られます。
 その桜ルートがこれまた、ヒロイン桜が悪の道に走って罪を重ねるというショッキングな展開をみせたので、プレイヤーに「正義の挫折、が結論ってことなの? これじゃ納得できない、すっきり終われないよ」という感想を抱かせやすくなっています。


 わたしの結論を先に言いますと、

  Fateは拡散型の構造であり、各ルートは並列に位置付けられる。
  Fateにおいて、全体結論はありえない。

  Fateにおいて、正義の在りかたは複数あるテーマの1つにすぎない。

 となります。その説明は次回にまわしますが、基本的に表裏一対になっている概念――例えば、英雄と反英雄――に注目して、その対比を手がかりにしていく、という方法をとることになります。

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牡牛

  • Author:牡牛
  • 物語る技術(コンセプト、シナリオ、構造、演出、表現ほか)について、分析・提案するブログ。
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     TRPG(プレイング技術の提案)
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