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秘密が作るもの、秘密が壊すもの

前回の「秘密と共同体」に関連して、
同人ノベル「ひぐらしのなく頃に」(非18禁、選択肢なし)を紹介。
現在、綿流し編をプレイしてます。


以下、物語をかんたんに紹介。

  親の都合で、過疎の田舎の村へと引っ越した主人公。
  学校でも村内でも温かく歓迎され、都会にはない良さを感じて
  「この村のこと好きだ」と言えるほどになっている。
  ところが、毎年この村で殺人事件が起こっていることを、
  主人公は知って・・・。


まだプレイ途中ですが、
この物語では、主人公が「隠し事」をすることから
不安・疑心暗鬼のデフレスパイラルが始まり、
ホラーとして動き始める、そういう構造になっているように見えます。

村の外部、警察などから、
"村の暗部らしきもの"について主人公が知らされた後で、
温かく迎え入れてくれた仲間達から
「何か聞いたの?」と問われたときに
主人公は「何も聞いてない」と嘘をついてしまいます。

「村との関係よりも、村以外との関係を大事にしている」
「わたしに嘘をついて、他の誰かと何かをしている」
小さな嘘が大きな嘘を呼び、
仲間達との関係が、友情が崩れていく描写には
PLを飲みこむ迫力があります。
(注:「」はセリフそのものの引用ではなく、わたしの「意訳」です)


オススメするもう1点の理由としては、
メディアの特性を活用している、という点があります。
システムと物語世界をリンクさせる、メタ的な発想がありますね。

首ナイフの時にすこし触れた問題なのですが。
PL次元におけるゲームシステム構造と、PC次元における世界内描写、
2つをシンクロさせるように「翻訳」する技能を身につけたら、
ゲーム派も物語派も、同卓しやすいんじゃないでしょうか。
シミュレーションRPGでは、わりとメジャーな技能かと思うんですが、
数学ぎらいな人には、ハードルが高めなんでしょうかね?

comment

Secret

私自身はRPGをシミュレーションゲームの一種として捉える傾向が強いのですが。

ただ、ルール化・システム化できるのって、物理現象とか戦闘とかばっかりで、物語に関心がある人のニーズには応えられてないという気はします。

わたしとしては、ゲーム・物語のいずれを重視するにしろ、「多くのものを味方につける」のがプレイの上達だと思います。ゲーム派は物語派を理解しておけば、物語派はゲーム派を理解しておけば、意見が通しやすいでしょう? そして、「物語構造よりもゲーム構造(≒ルールシステム)のほうが、解釈のわかれない設計になっている」ように思えますので、「物語派に奨める方が早い」とも考えています。

>物語に関心がある人のニーズ
現状としてはそうかも知れませんが、だからこそ奨めたくもありますね。
なお、おぞんさん自身のニーズや、他人のニーズに対するおぞんさんの感想などありましたら、どうぞ。
プロフィール

牡牛

  • Author:牡牛
  • 物語る技術(コンセプト、シナリオ、構造、演出、表現ほか)について、分析・提案するブログ。
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     TRPG(プレイング技術の提案)
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